Concept
私は「床座という伝統的な生活スタイル」をベースに、「自分自身の生活スタイルを合わせた家具」をデザインしました。 私は「自分の生活スタイルにあった家具」が欲しいと考えました。 あなたは「床に座ってこそくつろげる」という感覚をご存じでしょうか? 私は普段の生活をよく床に座って過ごします。何故か椅子の上よりも落ち着くのです。 この感覚には、日本の古くから存在する「床座(ゆかざ)」と呼ばれる文化が関係しています。 床座とは「床に直接座る」という生活スタイルのことで、この床に座るという歴史が長かった日本人だからこそ感じることができるであろう不思議な感覚が私はとても魅力的だと感じました。
Furnitures
この家具の特徴は、脚のパーツと天板パーツを「はめ込む」という簡潔な動作飲みによって成り立つノックダウン構造を取り入れて作られているところです。足のパーツを天板に空いた穴にはめ込むことで、人一人がテーブルに上体を伏せても十分にくつろげたり、パソコンやノート・教科書を広げても不自由なく作業できるスペースを確保した個人用のローテーブルになります。また未使用時には、カバンのように持ち運びやすくしまいやすいコンパクトな形にも姿を変えることが出来るように設計しました。 この家具は家の中で普段の生活をする際に使うことを想定しています。
Concept
「カラダに良い家具」
最近の新築の家は、和室がない家が多く畳離れが進んでおり、需要量も減っています。
ですが、畳には「湿度調整効果」「空気清浄効果」「香りによるリラックス効果」など優れた特徴がたくさんあり、
その畳の原材料となる天然のい草を前板に使用した家具シリーズです。
前板の目の向きを変えることで、光の当たり方によって見え方が異なるため、木材とは違う表情を楽しむことができます。
また、畳の短所である経年変化による変色も長時間使うことで出る「味わい」と捉え、魅力の1つとして考えています。